今月の上海(中国茶のワナ)

さて、人民公園で写真を撮ってくれと声を掛けてきたのは北京からきたという男女。日本語を話すけどあまりうまくなく、もっぱら英語での会話。男の方はこてこてのアジア人なのにアレックスとのたまい、女の子はティナとな。

近くに有名な中国茶のお店があり、今から行くのだがよかったら一緒にどう?との誘いに、茶でもすすれば元気でるかもと淡い期待を抱きついていくことに。ほどなくして「ココ!」と紹介された店は、大通りに面して個室が3つくらい。人が座れば通れないようなところに、二人に挟まれるように座る(今思えばこの辺も用意周到か)。

お茶を淹れてくれるお姉さんは中国語しかダメなようで、淡々とお茶の歴史をパネルを使って話し出す。アレックスが「おお、これがお茶の歴史かあ、ふーんナルホド」みたいな相槌を打って補足説明を始める。お前、やけに詳しいな。。。

アレックスが言うにはお茶の神様らしい。足が三本ありお金をくわえてるんだとか。背中にあるカラフルなツブツブは愛だとか知だとか富だとか、そんなやつ。以上、すべてアレックスの説明による。ほんでもって6種類くらいのお茶を次々に飲む。

はい、こんな風に。おちょこくらいの茶器に次々と。まあそれなりに味もバリエーションがあって薄味な気がしないでもないがそれなりにおいしいしと、ちびちび飲みます。お茶葉を目の下に貼ると疲れが取れるとかでペタペタ。アレックスもペタペタ。ティナもペタペタ。お互い写真なんか撮りあったりして喜んでます。

お花がだんだ開くやつ。ありますよねー。まあ見てて楽しいんですけど。ここまではやけにフランクで名前が顔に似合わないだけでおかしくありません(十分怪しい?)。で、40分くらいアレコレ飲みながらおしゃべりをして、いよいよ気に入ったお茶があったら買うか?となる訳です。まあこれが多分相場からはかなり高い。もちろんいいお茶はもっと値がはると思いますが、バンドエイドの箱くらいの小缶で288元(4000円)というじゃありませんか!ここでアレックスとティナは臆することなく大缶をバシバシ注文。疑うことを知らないようです、じゃなくてじゃあ俺もを狙って釣ってきます。

そこはすかさず「買わないのはアリか?」と聞くと、素直に「オフコース」。あ、そうなん、じゃイラネーと言うと、お会計となりました。そこはなぜか明細らしきものを見せてくれました。が、トータルを見ると1650元(22000円)。ほほう。

体調が悪いせいで土気色した顔色が幸いしたかわかりませんが、苦悶の表情を読み取ったかアレックスが「うーん、それじゃあ、女の子には払わせられないから2人で折半して800元ずつね!」と。もちろん二人が遠慮なく注文した大缶のお茶の料金も含まれてるわけです。

なんだか面倒くさくなった私は、つい最近確定申告したせいか、明細を奪い中身を精査、お茶料金とサービス料の1人分だという250元ほどをアレックスに握らせ、That’s allということにしました。

アレックスは最後の抵抗で「それがJapanese wayなのか?」と言ってきましたが、「そのフレーズそっくりそのままお前に返してやる!」とキレイな英語が出てこなかったので「オフコース!」とだけ言い、お店を後にしたのでした。

別れ際も、じゃあ俺たちコッチだからー、気をつけてねー、みたいなお友達風に別れ、「なんだか違う形で知り合いたかったよ、アレックス」とか思いながらお店を後にしたのでした。ティナも最後にもらったお土産の飾りをカバンに付けてくれましたが、手元がおぼつかなく中途半端な結び方だったのを見ると、始めて間もない新米ちゃんだったのかも知れません。

いずれにせよ、ハッキリしていることは、ますます体調が悪くなっていくことでした。ところがモヤモヤ感がいっぱいの私はいっぱい食わされて気分が優れないのだと勘違いし、さらに上海一の高層ビルへと地下鉄に乗るのでした。。。

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