今月の上海(戦慄のコピー天国:後編)

ネズミの形をしたネコ型ロボットをゲットして上機嫌の私は、豫園の中央にある池に架かるガタガタ橋なんか渡ったりして人ごみの中を散策します。

ガタガタ橋。

上海随一のショウロンポウといえばここ、南翔饅頭店でしょうか。

人だらけ。移動するにも一苦労です。上海の勢いを感じますね(^_^)

小さな露店の立ち並ぶ一角にて、花文字屋を発見。父親の誕生日が昨日だったことを思い出し、父と母の名を書いてもらうことにしました。

平たいヘラ一本だけで、顔料を何色も付け、一筆書きよろしく書き上げていきます。日本にもたびたび来ているそうで、花文字一筋17年とか!鯉や孔雀、パンダなど富や健康を象徴する動植物をちりばめ、またたくまに仕上げていきます。

中国人の子供もクギ付けになって見入ってます。お母さんは申し訳なさそうにこちらを見ていますが大事な一人っ子が喜ぶのを引き離すはずがありません(^_^;)文字入りの紙が80元で額縁を入れて160元(2000円)。これは素直に価値があるなぁと思ってしまいました。手持ちのビジネスバッグには少し大きかったので、丁寧に包装紙に包んで紙袋に入れてくれました。日本では1文字1000円とか1500円で買ってくれるそうです。秋ごろに横浜に行くとのことでした。

さて今日はいい買い物ができるなあと露店を立ち去ろうとしたその時、すかさず一人の男が近づいてきました。50歳前後で髪が・・・強いて言うなら一九分け?分け目が耳のちょっと上です。ヘアスタイルの変わった中国人と縁があるようで。男はボソッと「時計、みる?」とだけつぶやきました。おっといきなりか。一九分けの秘密が知りたくなった私は気軽に「いいよー」とついていくことにしました。

男は豫園を抜け、平屋の民家が立ち並ぶ裏路地へと進みます。足早に進み、時々振り返って私を確認しながら、迷路のような家々の隙間を縫ってどんどん進みます。すれ違う人たちとも顔見知りなのでしょうか、二言三言会話を交わし男はとある家の勝手口のような扉を空け手招きしました。

そこは8畳くらいのスペースでしょうか、四方の壁一面に財布、バッグ、時計とあらゆるブランド風の商材が並べられています。中にはヨーロッパ人が数人います。一九分けの男は続きをノリのよい若いのに譲り見守っています。

若いのはまず〇レックスを勧めてきました。あまり面白くないので咄嗟に「〇ルガリ」と言ってみました。すると色々出してくれたので「ニセモノ?」と聞いてみると「オフコース!」昨日も聞いたフレーズです。時計はここ十年くらいしてないので正直分かりませんから純粋に値段だけで判断しようと思い聞いてみると4500元(6万円)とのこと、話になりません。

これ。ずっしり重く、一応ちゃんと動くようなので値段次第かなと思い、500元だな、と言ってみました。「冗談!それは無理!」というのですがバリ島やらでさんざん使った万国共通の手を使います。

私:「あそ、じゃ帰る」
若いの:「まった!分かった1500元!」
私:「次仕事だから、ホントイラネー」
若いの:「マッテ!750元!」
私:「いやいや、時間ないしー」
若いの:「分かった!ボスに聞く」

とかなんとか繰り返し、言い値の500元で手を打ちました。6500円ってところです。十分な利益でしょう。オモチャならまあ許容範囲かと思いました。ベルトを詰めるため別の場所へ移動し、若いのが手際が悪いので寡黙な別の若いのが作業をしてくれました。帰り道に若いのがチップだ手数料だと言うので意味分からん!と一蹴しクネクネ道を戻りました。結局一九分けの男の秘密は分からずじまいです(^_^;)

日も傾き始め少し肌寒くなりました。次の目的地へは歩いてみるかと目印の高層ビル群を目指し進みます。途中お茶を売っていたので19元で買いました。値切ってみましたがお姉さんは困惑してモジモジしてましたのでそのまま買いました。ある意味モジモジするのが売るほうとしては高等テクニックなのかも、などと思いながら、〇ルガリとやらで時刻を確認しながら伏魔殿を後にし、次の目的地、ワイタンのジャズバーへと向かうのでした。

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